カテゴリ:化粧土



14日 9月 2018
東京で偶然、初めてみた益子の陶器を、粉引でした。粉引のなんとも言えない優しさと、日本の伝統的な繰り返し模様のようなしのぎ(削り)、すっかり心を惹かれました。益子の陶器市に行ってみようと思ったのも、今考えてみるとこの粉引に惹きつけられたことが大きかったように思います。 いざ益子の陶器市にいくと、陶器店のおじさまが、「茶色い土で形をつくり、白い化粧土で装飾する『粉引』は益子の代表的な手法」だと他のお客様にお話ししていらしゃいました。 その話を聞き、やはり『粉引』はすばらしいと、粉引のお皿を何点か買い込みました!そのときのお皿が写真のお皿です。日本の伝統的な菊の形にも心を奪われました。 『粉引』は、「粉を引いたように白い」という由来だそうです。白い化粧土の下に、茶色い土の存在が感じられるので、磁器などより温かみのある雰囲気がでやすいですし、菊型やしのぎがほどこされていると光と影で白に濃淡がでるので偶然の表情が楽しめます。光と影のある世界を好む、谷崎純一郎の陰翳礼讃の世界もすこしだけ味わえます。